令和2年度・広島公立入試問題分析・2日目1時間目~理科の巻

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分野・配点と簡単な所見

大問別の分野・配点は以下の通りです。

大問1:物体の運動(12点)

小球をレールの上ですべらせて、木片にぶつけたときの様子についての問題です。
力の向きやエネルギーについての根本原理の問題にかかわるものです。
計算問題はありますが、そこまで難しくはないですね。

大問2:地層の様子(13点)

地層と地層に含まれる岩石についての問題です。
3つあって初めて得点となる記号問題がありますが、全体的にはさほど難しくないです。
あれ‥今年少し楽?

大問3:動物の分類(12点)

動物の仲間分けについての問題です。
生物名が書かれてなくて、特徴だけでどの仲間かを判断する問題など、基礎知識をきちんと理解していないと解けない問題です。少しだけ難しいですね。

大問4:イオン・化学変化(13点)

イオンと質量保存の法則についての問題です。
難しい問題とは思いませんでしたが、細かい部分を突いてくるものが多い印象で、得点差が大きく出てしまうようなタイプに見えました。

傾向に若干の変化

ここ数年続いていた、「ワンテーマで突き進む」タイプの問題群からは大きく後退して、1つの大問に複数テーマを放り込んだ問題群となっているものが多いです。
広い知識を要求していることで、平均点はそのままの可能性が高いと考えています。理科が苦手だと感じている人が二極化ですかね

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来年度以降に向けての勉強

まずほしいところは、圧倒的な知識の量です。
この数年は、正直言って「知識量<<情報処理技術」でしたが、今年の問題に限って言うと「知識量>情報処理技術」となっているように感じます。
(情報処理技術とは、グラフや表をいかに読み取るかという技術だと思ってください。)

一問一答形式問題を、どれだけていねいにこなしてきて、それを問題に当てて再構築してきたかが、胸を張って「できた!」となった人に風が吹いたかなと。

今から何かを始めようとするなら、まずはひたすら「一問一答」です。

最終的には「逆一問一答」「計算訓練」がモノを言いますが、現時点で、受験勉強を始めるならだんぜん「一問一答」がおススメです。

そこから始めれば、いい結果が生まれるのではないかという、私の考えでした。

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