管理者プロフィールはこちらから ⇒ 管理者のプロフィール
学年のはじめは勉強方法に悩みます。
小学生から中学生へ。中学生から高校生へ。進学した生徒は、まったくちがった生活スタイルになります。
また、進級した生徒は、担当の先生が変わって宿題の出し方やノートの取り方が変わりますから、そのスタイルに慣れるまでが大変です。
私の担当する生徒も例にもれず、このスタイル変更に苦しめられています。
「丁寧に途中式を書きなさい」と指導する数学の担当の先生に四苦八苦する中2生。中1の頃はそんなに言われていなかったのに、と愚痴はつきません。
「英語の文章をノートに全部写す」ことに苦労する中2生。今までやったことのない方法で、書き写すのにまだまだ時間がかかって苦しんでいます。
逆に、数学のペースが遅すぎて解く問題がなくなってしまった高2生。今までこんなに余裕がなかったからとニコニコしています。
そんな生徒たちに、私なりの理論理屈から、生徒に向けてアドバイス(ほんの少しの気休めみたいなものですが)を送っているつもりですが、これはどうしてもやってみないと合うかどうかはわからないわけです。
ぴったり合うことなんてまずありえませんから、生徒たちの要望や状況に合わせて微妙に修正をかける、ということを何度も何度もやっています。
勉強方法の失敗はつきもの
世に出回っているよい勉強方法も、それがあなた自身にぴったり合うかと言われるとそれはよくわかりません。だからまずはやってみること、なのですが、たいていはぴったり合いません。
なぜなら、よい勉強方法を編み出した人とあなたが、まったく同じ生活習慣であるわけがないので。
勉強方法が「1日2時間机に向かう!」というものであったとして、そんなに時間が取れない人もいるでしょうし、2時間以上勉強時間が取れる人もいる。「アウトプットが重要!」というものであったとして、そもそもインプットの量がちがうかもしれませんし。
だから、世に出回っている勉強法を試しても、失敗するのが当然なんです。
だからといって、その勉強法がダメなわけではないし、そもそも方法を「マルかバツか」で判断することがナンセンスなんです。
複数の勉強法のよりよい部分をつまんで、あなただけの勉強方法を確立する。これが、勉強方法の正しい使い方です。
これを頭において、勉強方法を探しあさってください。あなただけの勉強方法、楽しみにしていますよ。
関連記事
「モチベーションアップ」を考える
いつも計画倒れに終わってしまう人たちへ
勉強は量か質か、に関する1つの回答
模擬試験の雑感と過去問の使い方。