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少し角度のちがうところから。

小学6年、中学3年を対象に「全国学力・学習状況調査」というものが毎年行われております。今年はコロナの影響で中止になっていますが、例年は国語と算数・数学の2教科のA、Bの2つのテストが行われています。

平成28年度の分ではありますが、作っている国立教育政策研究所のホームページに問題が載っています。
→ 平成28年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について

この調査は平成19年から始まっています。AとBに分かれているのは、以下のような違いがあります。

〔主として「知識」〕…国語A,算数A,数学A 身につけておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や,実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など 〔主として「活用」〕…国語B,算数B,数学B 知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や,様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力など

(国立教育政策研究所より引用http://www.nier.go.jp/16chousa/16chousa.htm)

以下は、平成29年度入試に向けた内容で話が進んでおります。

Aは知識を中心に出題されています。つまり、「基礎的な」内容を中心に問われている感覚があります。一方Bは活用型。28年度入試の分析でちょこちょこ出てきたフレーズですが覚えていますか?
つまり、広島県入試を考える上ではちょっと気にする必要がある内容なのです。

全国学力調査の内容と広島県入試

数学についての問題の印象は、それでも活用が少し「数学に寄ってしまっている」かなです。

「実生活の様々な場面」「様々な課題解決のための構想を」。どうだろう、この年の問題は数学の問題を解くための活用度合いが強いような気がしました。
だから、広島の数学問題への参考にはなりにくいと思います。

それよりも驚きだったのは、国語の活用力です。「プレゼン能力」を「国語の活用力」として位置付けているような問題が並んでいます

新聞記事や広告などの資料についてどういう層を意識しているのか、とか
なぜここを強調しているのか、とか
疑問・課題を提示してそれを解決する(努力をする)、とか。

国語の問題といえば、文章を読んで読み取れることを書くとか、筆者や主人公の心境を選ぶとか、そういうものが一般的だと思っていたので、資料の多さには驚きを隠せませんでした。

でもそうか、と。広島もそちらに寄せている部分がありますね。

そうです。大問4の作文です。

小説や説明文に比べるとやや短めの対話文に4つの資料。問われているのは、ある人の発言がどういう役割をしているか、と、本を読むためのアドバイスを記述すること。

かなり全国学力調査に近い理念で問題が作られているように感じます。広島入試も、活用力はプレゼン力だと考えている節があるように見えます。
そうなれば、この力を伸ばさない手はありません。なぜなら、現状国語の活用力を正しく認識している受験生はほとんどいないからです。プレゼンができるようにすること、これが国語の大問4を突破するすべてなのです。

では、プレゼン力を身につけるにはどうすればよいか。
プレゼンとは、自分の意見を言う場です。自分の意見を言うためには、そもそも自分の意見が必要。
もっとも、全国学力調査の問題に「本当の自分の意見」は必要ではありません。資料から読み取れることを発言できればいい。ということは、資料を読み取る能力が必要です。

活用力を養うためには。

どこで養うかは一つポイントになりそうです。少なくとも、現状の中学校の教科には存在しません

「え?」と思われるかもしれませんが、ヒントは全国学力調査にあります。しかも、小学算数Bです。

おもしろいので1回解いてみてください。「こんなの習った?」という考え方がたくさん出てきます。
学校の授業で「活用型」と叫ばれ始めたのは最近。今の中3が小6のころには、まだそこまで強く言われていなかった。ということは、“気づいてしまった”あなたは、ライバルに大きく差をつけることができるのです。

気がついた人から前に進めます。気づいたあなたは、早く行動を。

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