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入試当日に受験できなかった場合
面談時期でバタバタするのが、塾講師のこの時期のあるあるです。
入試まであと少しの受験生の保護者の方、来年・再来年に入試を控える保護者の方、さまざまな悩みをいただき、お話をさせてもらい、私にできる最大限のことをお伝えし、実行しているところ。
果たして保護者の方の心を安心させることができているのか…それはどうかわかりませんが。
そんな中、面談をしていたときに、保護者の方から、「もしもインフルエンザにかかって当日を迎えたらどうなるのですか?」と質問を受けました。
一昔前は、保健室で別室受験をするシステムでしたが、新型インフルエンザが流行したあたりから、対応策が変わりました。
質問された保護者の方には、後日改めて説明させていただくとして、今回は調べたまとめをしてみます。
突発的なアクシデントが起きた場合の対応
選抜Ⅰ
要項を読む限りでは、選抜Ⅰに関して追検査(追試験)を行う予定はなさそうです。よって、当日インフルエンザになったときは、欠席して自動的に不合格となるか、別室受験との対応になるようですね。
(もっとも、その言及すらないところを見ると欠席となる公算が高いですが)
選抜Ⅱ
選抜Ⅱについては、欠席者の取り扱いが明記されていました。
まずは、「大規模災害」と「疾病」(インフルエンザ)についての追検査のお話。
対象者
検査当日の特別措置によっても対応できず、やむを得ず選抜(Ⅱ)を欠席した者のうち、欠席した事由が次の表に該当し、志願先高等学校長が審査し正当と認められた場合
・大規模災害による罹災等
(やむを得ず受検できなかった理由が証明できる書類)
・疾病
(検査当日の医師の診断書)実施期日
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/407220.pdf をもとに作成
令和3年3月12日(金)
中略部分を軽く補足しておくと、追検査は「3月8日(木)」の正午までに中学校から直接高校に出願する形で、合格発表は、他の生徒と同じ3月16日に行われます。
検査問題は(当然のことながら)8日・9日の試験とは違う内容となります。これは各高校の入試要項に明記されることが決まっているようです。詳しくは、志望校の実施要項をご覧ください。
続いては、今年初登場の、新型コロナウイルスについての追検査も発表になっています。
対象者
生徒が新型コロナウイルス感染症に感染したことが判明した場合又は生徒が感染者の濃厚接触者に特定された場合等で,出席停止等の措置により,選抜(Ⅱ)等を欠席した者(当該出席停止等の期間が選抜(Ⅱ)等を含むこと。)のうち,3月12日(金)の追検査を受検できない者実施期日
令和3年3月23日(火)※ 選抜(Ⅲ)と同日検査方法
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/410632.pdf をもとに作成
令和3年度広島県公立高等学校入学者選抜において,各学校が実施する検査方法に基づいて高等学校長が定める。
これも、3月12日の追検査と同じように、検査方法は各高校にゆだねてあるようです。
合格発表の期日は発表になっていません。時期的に、大々的な発表ではなく、本人に直接通知される可能性が大きいですね。
これを見る限りでは、一概に「先延ばしになったから有利」とはいかないようです。
日々の体調管理も立派な受験対策
インフルエンザも大規模災害も、いくらこちらが注意していても防ぎようがないことは十分あり得ます。
そうはいっても、本番に向けて体調を整え、できる限り万全の状態で行くことは、立派な受験対策となりえます。
上の内容は、これはこれとして知っておいてもらい
「もしも何か偶発的なアクシデントが起きても大丈夫」と安心して
3月8日・9日のテストに向けて、しっかり準備してくださいね。