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よく言われる「計画を立てなさい」という言葉。どうせ計画倒れするから作りたくないよ、という人もきっと多いのではないかと思います。
そもそも計画とはなんなのか、ということから紐解くと、いろいろ見えてきます。

目標と計画はセットで

私の考える計画とは、今より前に進む方法を決めるということです。どうやったら、今よりも力がつくか、成長できるかと考えることです。
そこで、計画とワンセットで語られるのは、目標です。

「目標がある」⇒「達成させるために計画を立てる」というのが、一般的な流れです。先ほど話した「前」とは、目標を達成するための方向という意味です。

目標がなければ、「何のために前に進んでいるのかがわからない」ので、計画を立てることができません。逆に、計画がなければ、「本当に正しい前に進んでいるのかがわからない」ので、変な方向に進んでしまう恐れがあります。ゼロどころか、マイナスであることもあります。

だから、目標と計画はいつもワンセットで考えるものです。

目標はポジティブに

生徒に目標を立てさせると、やけに現実的すぎる目標を立てる場合があります。
「テストの目標点は60点くらいでいい」とか、「志望校は自分の今のレベルでは入れるところ」とか。

これは、目標を達成させることがすべてになってしまっています。目標を設定して、達成できなかったらかっこ悪いと考えてしまい、楽しても(今と同じ努力でも)達成できる目標にしてしまう、という心理です。

でも。これだと力は出ないです。伸びないです。

目標って何のために立てるのか。あなたが見据える幸せな将来に少しでも近づくこと。「目標を達成すること」とは、実はただの通過点に過ぎず、その目標を達成すれば、また次の目標がやってくる。
いろいろ考えかたはあるでしょうが、私は、目標はとにかく「ポジティブ」に考えるべきだと言っておきます。

期間はシビアに具体的に

目標が立ったら、その目標を達成する日を明確に決めます。
これはたいていの場合、入試の日やテストの日になるかと思いますが、「入試の日はいつ?」や「次の試験はいつ?」といざ聞いてみると、「いや、それは…」と、試験日を把握していない、わからない、という場合があります。
それでは、いつまでにどうすればいいかわからないですよね。

だから、達成する日は必ず、はっきり日付を決めておくことが大事です。
○月○日に終わらせる、という風に日付をきちんと入れ込むことで、頭にその日がインプットされて、意識がよりはっきりします。数字は、人間の意識に直接訴えかけるので、訴求効果(伝わりやすさ)が大きいことが知られています。

例えば、中学2年生が志望校を決めて、入試までがんばるぞ!みたいな、目標まで期間がある場合は、細分化することをおススメします。
例えば、3か月後の姿、半年後の姿、1年後の姿、そして最大目標の入試前の姿、というように、チェックポイントを決めて、そこまでの目標を決めます。これによって、目標に向けた方向がブレなくなります。
もちろん、それも具体的に ○月○日に終わらせる、という感じで考えます。

細かい内容はネガティブに

期間が決まったら、やる内容を決めます。やる内容を決める順番は、以下のようにします。

1.必要なスキルをピックアップする

当然ですが、達成する目標によって必要なスキルが変わってきます。
「スキル」と大げさに言っていますが、要は必要な教科、単元という意味です。英単語を覚える、というような目標ならここはあまり意識しなくて良いです。ですが、例えば受験であれば、勉強しないといけない単元・後回しでいい単元があるでしょう。また、模試でいい成績を取る、という場合も同じですね。

2.何を、どこまでやるかを決める

必要なスキルがピックアップされたら、次に「どの教材を使用するか」ということを決めます。
ここは、自分のカンだけではなく、塾や学校の先生や、先輩などの意見を参考にして決めるのがよいでしょう。自分がかたくなに「よい」と信じている教材を押し切るのも悪いとは言いませんが、『もしかしたらほかに自分に合っている教材があるかもしれない』。そんな気持ちで相談してみましょう。

計画とはあまり関係ありませんが、何かあったときに気軽に相談できる、そんな年上の人がいるといないとでは、不安に陥ったとき、困ったときの脱出方法や期間に大きな差が出ます。

教材が決まれば、次にやることは「どこまでやるか」を決めることです。再三いうように、重要なのは、具体的に決めていくこと。ここでも、『全部』とか『やれるだけ』みたいな立てたか立ててないかわからないようなことは言わないように。

単語帳であれば『動詞だけ全部で400語』とか『500番の単語まで』などといった具合。問題集であれば『単元番号20の基本問題のみ』とか『90ページ分の演習問題』というように、具体的な数字を用いて決めていきましょう。
「全部のページをやりたいんだ!」という人も、そのテキストが何ページあるかは見ればすぐわかりますよね。それを覚えておいて、やる内容に加えます。多くなるか少なくなるかはわかりませんが、必要だと思うことは全部書き出しましょう。

3.それを細分化する

やる内容と範囲が決まったら、これを細かく分けていきます。洗い出したページ数を各日に分け、当てはめます。

このとき、絶対に間違ってはいけないのは、想定外のことは必ず起こるということを覚えておくことです。

例えば、計画では1日4ページテキストを進めるとします。
しかし、中身が難しすぎて4ページも解けない日もあるでしょうし、風邪をひいて動けない日もあるでしょう。どうしても家族で外出しなければならないこともありますし、部活の試合なんてこともあるかもしれません。
自分の力ではどうしようもない「イレギュラー」は必ず起こるんです。

これを覚えておくだけで、気持ちが全然変わります。
たくさんの人が暮らしている社会に生きている以上、自分の思い通りに毎日が進むわけがありません。

いわゆる「計画倒れ」が起こる一番の原因は、常に自分の思い通りに毎日が過ごせると思って計画を立ててしまうことにあります。
「毎日4時間勉強ができる」みたいな計算で作り上げてしまうんです。
でも、そんなことできるわけない。だから、倒れてやる気がなくなってしまうんですね。
だから、予備日も作るし、内容によって勉強するページ数の配分も変えるし、ずれたら計画を立て直す。

計画はネガティブに立てるもの。これを知っておいてください。

ポジティブシンキング・ネガティブシミュレーション

たいていの人は、目標を立てるときにネガティブ、計画を立てるときにポジティブになります。
この結末が、「まぁなるようになるさ」です。こうなってはいけません。

目標を立てるときは、ポジティブに考えます。
こうなったらうれしい、こうなるように努力したい。いいことばかりとにかく考えます。
目標を立て終わったら、計画をネガティブに立てます。
勉強計画を阻んでしまうものはなにか、それを乗り越えるにはどうすべきか。これをできる限りたくさんのことを考えます。

出尽くしたら、「まぁあとはやるだけだな」とポジティブに考えます。

まとめ

計画を立てることは大事なことです。目標を達成させる重要なものです。計画倒れは、気持ちの問題です。いつ倒れてもいいように、ネガティブに、ネガティブに。

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