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社会の入試対策が終わりました。
相変わらず、気合を入れて教材を作り、教えたいことをすべて詰め込んで授業をするため、予定通りに教材が進みません(苦笑)

週に1度の授業ではありますが、やっている本人も生徒も、なかなかハードな授業となっています。

社会は最低限の暗記と。

社会は何といっても、最低限暗記を徹底する必要があります。

大陸や海洋の名前、日本の東西南北の端は、覚えておかないと前に進まないわけですから、これらはあきらめて覚えるしかありません。
私の生徒も例にもれず、やはり暗記が甘い。
社会の暗記は、時間をとって徹底的に行う予定でいますが、まずは自分でうまくまとめるように伝えてあります。

社会=暗記教科ではない

でも、全国の過去問を解いていくとよくわかるのですが、入試の社会って、単なる暗記教科じゃないんです。
一問一答が並んでいるようなイメージがあるかもしれませんが、そこがもっとも重要なポイントではないんですね。
事実、公立入試の社会の平均点は半分ありません。暗記だけなら、そうはならないはず。

では、説明問題が多いから平均点が低いのか。それは、ある一面では正解。
広島県は、全国的にみてもありえないほどに説明問題が多い県として有名です。
でも、これはある一面では不正解で、説明問題が増えると無条件で難しくなるわけではない。

今日の入試対策は、それを確認してもらう意味が大きいものでした。

生徒たちがもっとも苦しんだ問題

実は、今日生徒たちが一番苦しんだ問題は、記号の選択問題です。
与えられた資料を見て、数字を計算し、正しい説明を選ぶ。このタイプの問題を多く出題して、苦しんでもらいました。

おもしろいように、生徒たちは資料を読めません。それは、資料の扱い方をきちんと教えられたことがないからです。

人口と面積、国内総生産が書かれた表が与えられたとき、多くの生徒たち、とりわけ「社会は暗記だ」と思っている生徒たちには、これをどのように使えばいいのかがわからないわけです。
人口密度の概算もできないし、国内総生産から国民一人当たりどのくらいの「お金」を生み出すことができるかもわからない。資料読みに慣れている人たちにとっては、もうおいしすぎる問題なのに。

結局、社会の得点差ってここで生まれるのだと思います。

まとめ

「資料読み取り」の傾向が強くなった平成26年、社会が苦手なはずの生徒たちが、「なんだか社会簡単だったけど…」と言ってきました。
平成27年もまた、社会の模試や定期テストではパッとしないのに、過去問をやらせるとやたらと得点する生徒がいました。

暗記した用語を問われることが少なくなってくると、社会の「定期テストにおける」得意不得意は、ほとんど関係なくなってくることがわかります。
これが、正しい道なのかどうかは、私にはよくわかりませんが、現実として、そのような「活用」させる新傾向の入試になっている以上はそれに対応した対策を立てるのが当たり前です。

暗記は暗記で、みっちりやっていただくとして、資料はたっぷり読み込んでいただかないと。

と思った今日の入試対策でした。

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