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改めて、今回の記事は、「選抜Ⅰにホンキで取り組むからこそ考えてほしいこと」です。
選抜Ⅰも選抜Ⅱも大事
選抜Ⅰとは「推薦入試」、選抜Ⅱとは「一般入試」であることを念頭にお話をお読みください。
選抜Ⅰだろうと選抜Ⅱだろうと、入試である以上は「もしも」はいつでも起こり得ます。
特に選抜Ⅰというのは、いわゆる5教科の学力とは違う
- 小論文における「文章力」「説得力」
- 面接における「人間力」
- グループワークにおける「統率力」
- 実技検査における「その道の実力」
によって合否を判定するものですから、思いがけない逆転劇は選抜Ⅱよりも多く起こります。また、倍率の高さも有名で、ある種の「宝くじ」感は否めません。
ですから、選抜Ⅱのことは頭のある程度大きな部分で気にしておく必要があります。
とはいっても、前にお話した通り、選抜Ⅰは「片手間に対策」をして合格するほど甘いものではありません。したがって、選抜Ⅰにも選抜Ⅱにも力を注ぐ必要が出てきます。
どうするべきか。
選抜Ⅰの対策に力を注いでもよい条件
答えは単純。学校の授業を今まで以上に大事にすることです。
学校の先生が言った重要な言葉をすべて逃さないように集中して聞きます。分からない問題は、その場ですぐに解決するようにします。誰かに聞くなり、教科書を読み込むなり。「あとで誰かに聞けばよい」を可能な限りになくします。
宿題がすぐに終わるようなタイプのものであれば、休憩時間を利用してさっさと終わらせてしまいます。
これで、家に帰ってやることが減り、小論文に時間を割くことができるようになりました。家で小論文を書いていても、たまに休憩を入れられるでしょう。
その休憩時間には、ぜひ暗記の強化をはかってください。一問一答、英単語、漢字、なんでもいいです。時間の空きができたら、そこにすぐ選抜Ⅱの勉強を差し込みます。
家で勉強する場合は、選抜Ⅰ全振りでOKです。選抜Ⅰで合格するために、全力を注ぐのです。
でも、心の片隅には、もしものときのための準備(選抜Ⅱに回ったときの準備)はしておく必要があります。学校の授業、塾の授業では、選抜Ⅰのことは考えずに、目の前の授業内容を「その場で全部吸収」するつもりで、さびつかせないようにしましょう。