広島県入試用・英作文が書けない理由とその初歩的対処法

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英作文、書けたら楽しいですね。
最近私は、英作文をどうしたら書けるようになるかと軽く研究していて、まずは自分自身が書いてみようかと、うちで働いてくれている英語の講師の子に書いた英作文をぶつけ、打ち負かされています(笑)

そんな経験を積んでいくと、なんとなく「英作文が書けない理由」と、「英作文を書くための第一歩」が少しずつ見えてきました。
見えてきた分の内容を、今日は記事にしました。

英作文が書けない理由は明白

英作文が書けない理由は簡単です。英作文を書いていないからです。
英作文を書く習慣がないから、どんな語彙を使っていいのかわからないし、どんな表現があるかも知らないんです。

英作文を書かせてみると、今年度(平成30年度)の英検3級や準2級を受検した生徒は、あっさりと英作文を書き始めます。これは、今年度から始まった「ライティング」の影響によるものが大きく、対策を少しでもやってきた生徒は、「とりあえず書く」ということができます。
この段階では、語彙力の多さなどの差はありません。

英作文を書かない理由も明白

英作文を書かない理由も簡単です。こんな英作文を見せるのは恥ずかしいと感じるからです。

英作文に限らず、自分が作り上げた文章や作品をだれか別の人に評価されることは、とくに思春期を迎えた中学生にとっては「作品の否定=自分という存在全否定」のように感じます。だから、彼らにとっては失敗が許されない。となると、手が動かないですよね。
結果、書かないから書けない。書けないから書かない。書かないから書けない。
永遠にループします。

英単語を暗記してから、熟語を暗記してから、では、英作文は書けないのです。

知っている範囲の表現で書く

だから、英作文を書くときは、まず自分の知っている表現を使って、無理やりでも書いてみます。

今年度の千葉県の英作文に、千葉県の天気予報のイラストをみて「気象予報士がどのようなことを言うだろうか。20語前後の英語で書きなさい。」
という問題がありました。ちなみにイラストからは「天気は雨」「風も強い」という内容が取れます。

私がチャレンジしました。辞書は使わず、私の頭にある語彙のみで勝負させていただきました。

It will be rainy tomorrow in Chiba.
Strong wind will blow too.
Please be careful.

語彙のレベルは察してください(笑)。このように、恥ずかしくてもまず、書きます。本当は、「千葉全域」とか「暴風雨」とか、日本語ではおなじみの表現を使いたかったのですが、知らないので書けませんでした。

これを、添削してもらいます。

添削してもらうとともに、ほかの人の作文も見る

添削をしてもらう場合、ほとんどは英語の先生に見せることになると思いますが
英語の先生は、語彙力も表現も豊富なので、すらすらと出てきます。
そのときに、「本当はこういう表現を英語で言いたかった」と伝えると、適切な表現を教えてくれます。これ、だいたい忘れません。

人は不思議と、受け身の状態で教えてもらったものは忘れて、自分が知りたいと思った表現は刻み込まれる動物です。
部活でも、なんとなく教えてもらった戦術よりも、勝ちたくてしかたがないときに教えてもらった戦術のほうがより中身を理解していると思います。ゲームなんかでもそうかもしれないですね。どうしても倒せないボスの倒し方って、無駄に覚えていますね。

だから、自分の力で、英作文は書いてみるべき

もっとオススメなのは、ほかの人の作文を見せてもらうことです。英語の先生と違って、同級生や先輩が書いた作文は、表現を「ひねり出した」ものが多いです。

私は先ほどの英作文を、高校生と空きコマだった講師の子に書いてもらいました。切り口が私とまったく違うんですね。面白いです。
「外出するときは傘持って行けよ」と書いてあったり、「強い雨が降るでしょう」であったりと。私の文章とは別の切り口で作文を書いてきました。

そして、いい表現はほめておだてて(笑)、速攻でいただきます。「be carefulいいっすね」と言われたら、なんだかうれしくなります。

まとめ

広島県の英語の入試には、「自由英作文」と呼ばれる英作文が出題されています。英検のライティングのような、自分の意見を考え、英作文にまとめるものです。

英作文は、必ず部分点が来ます。書かないと損。どころか、もはや自分で自分の可能性を摘んでしまうことになりかねません。

理系担当の私でも、「あの」レベルの私でも書けるのだから、現役のあなた方なら確実に書けます。

まず書く。書いてから、いい方法を盗む。知らない表現は、今知ればいいだけのことです。

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