令和2年度・広島県公立入試理科第4問から探る対策

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理科の問題を掘り下げると…

広島県の公立入試は「特殊」と言われます。
どのくらい特殊なのか、せっかくなので令和2年度(2020年度)を大問1つずつ分析してみました。過去問の解き直しなどにぜひ。

今回は広島県の公立入試・理科第4問です。

なお、入試の問題文そのものをブログに載せることは、著作権上できないようなので、問題は下のリンクでご覧いただくか、市販の過去問集などでご確認ください。

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令和2年度広島県公立高等学校選抜II学力検査のページ

第4問の概要

第4問は、化学変化と質量の問題です。実験のレポートを読んで、化学変化について解く設問です。これもよくある題材の問題なので、難しいとはいえないものです。正答率も高いですしね。

ただの暗記の1つ目

1つ目は、用語の暗記問題です。2つの水溶液の互いの性質を打ち消しあう反応の名称を言うだけなので簡単です。7割以上の正答率があるので、ここは絶対落としたくない問題ですね。

実験の考察からできた物質を考える2つ目

2つ目は、2つの実験の考察の空欄にあてはまる物質の名称や化学式を書く問題です。これも暗記ものですが、先ほどの用語問題よりは難易度高めです。正答率は4割と6割。それでもそんなに難しいものではないので、暗記して解答して、差をつけたいところですね。

理屈も必要な3つ目

3つ目は、「化学変化の前後で質量が変わらない」ことについての用語解答と理屈説明です。名称は8割越え、理屈は5割の正答率でした。
これはまさしく、用語は知ってるけどその理論の中身までは知らないという部分が出てしまっています。用語を覚えたら、その反対も。

軽考察問題の4つ目

4つ目は、実験の続きを考える問題です。広島県理科の特徴です。
とはいっても、この問題は定期テストレベルの簡単な問題。正答率は約6割と高め。暗記系記述問題もそこそこ出てますね。

考察問題群の5つ目

5つ目は、新たな実験を用意してそれについての考察をする問題です。

1問目は結果のグラフを読んで計算する問題です。「質量が増加した原因はすべて酸素にある」ことがわかれば、なんてことない問題です。正答率は66%。受験生の3分の2は解けてますね。

2問目は、加熱後の質量が4回目くらいから変化しなくなった理由を答える問題です。これは暗記系記述問題。約6割が解けているので、難関高校受験者は絶対落とせませんね。

3問目は、実験で使う銅の粉末を減らしたときの化合する酸素の質量を、グラフを見て計算する問題です。実は、銅と酸素の結合する質量比を覚えていればグラフを見なくても解くことができます。どちらにしても、計算ミスさえしなければ驚くほどの難しさはないです。約半分の正答率。

全体的に「暗記で処理できる問題」が増えた印象

理科の平均点は平成31年度からドンと上がりました。
昨年度に比べて暗記系の問題が多く、やや「昔の理科」になっていたのが要因かもしれません。

これがそのまま傾向として続くのかと言われると、たぶんそれはないです。
逆暗記型と考察がグッと増えると思います。

もし、過去問で対策するなら、昨年度のよりも平成28~30年度のものを使うのが良いと思います。

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