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今日は、復習のしかたについて記事にします。
学力向上において、復習はやはり重要なことで、ここで力を抜くと、学力の伸びは期待できません。
復習とは、ここでは「反復練習」ということばに置き換えられます。これをおろそかにする人に上達はありえません。
予習と授業で理解するだけでは成果は限定的、練習することによってしか学力向上の道はないと心得てください。
数学・理科。社会の場合
復習における、数学・理科・社会の基本戦略は同じです。
1.一単元ずつ解く
解説を調べたりすることなく、一単元ずつ「分かるところだけ」を解きます。
多くの単元を一気にやると混乱します。また、だらだらと時間をかけることを避けるため、1ページにかける時間を決めます。
意識は、自分ができるところとできないところを「分類する」こと。ここで完璧に解けることは、まだ重要ではありません。
2.答え合わせをする
答え合わせをします。
印は、きちんと正解だったものには○、分かっていたのに間違ったものや、解説を見て納得したものには△、解説を見ても分からなかったものには×をつけます。
3.反復練習
答え合わせのときにした印のうち、○だったところはそれっきりでOKです。いずれどこか解くことになるので、パターン変化に対応できるようそのたびに定着させます。
逆に×だったところは、もう一度解説を読んだり、学校や塾の先生に徹底して質問したり、できるところまで進むように「努力」はします。
でも、それでわからないようなら、「もう少しレベルアップしてからチャレンジ」という感じで後回しにします。
家庭学習で×だったところにこだわると、学習効率が極めて悪くなり、予定まで進まなかったり、やる気がなくなったりします。
△だったところ。ここが、成績を伸ばす上で一番理解すべきところです。
△になる原因は、「理解はしているけども、慣れていないからパターン変化に弱い」からです。このレベルは、どんなにていねいな解説で理解をしたところで、それだけでは解けるようになりません。
だから、何度もやり直して、わかるレベルから解けるレベルになるまで反復訓練をしましょう。うちの塾生なら、このレベルを鬼のように解いて、理解度及び得点力を向上させます。
△をていねいに○にする作業をするかどうかで、今後の成績向上に大きな影響を及ぼします。あきらめずにやり遂げましょう。
国語・英語の場合
国語と英語の場合、戦略は少しだけ異なります。
1.一単元ずつ解く
解説を調べたりすることなく、一単元ずつ「分かるところだけ」を解きます。
2.答え合わせをする
印をしながら答え合わせをします。ここまではまったく同じです。
3.間違えた原因をつぶす
答え合わせのときにした印のうち、○だったところと×だったところは、いったん無視。△だったところに注力する。ここまでは同じですが、ここからが少しだけちがいます。
国語と英語の場合、△になる原因は
・文法的な理解が足りなかった
・慣れていないからパターン変化に弱い
・そもそもの語い力がない
のいずれかです。
パターン変化に弱いならば、問題演習でなんとかなりますが、もし文法的な理解が足りないのであれば、その文法の説明を「自分が説明できる」レベルまで理解する必要がありますし、語い力は普段からじっくり増やしていく努力が必要。
そのどれが足を引っ張っている原因なのかが理解できれば、△は○に変化させることができます。
まとめ
成績を伸ばすためには、復習は重要なピースです。
うまく勉強に組み込んでくださいね。