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勉強法の試行錯誤

小学生の勉強意欲が上がらないかなと思って、試行錯誤している段階です。

問答無用で勉強を……と言いたいところですが、勉強の「楽しさ」を教えておいてあげたいので、(どうせ詰め込みさせられますから)いろいろ考えています。

プリントタイトルの変更

私が授業用に作るプリントのタイトルを変えてみました。
昔から、「算数練習プリント」とか「●●中対策プリント」みたいな、ありきたりな名前をつけるのがあまり好きではないので、私の作るプリントの名称はいつも変なやつなのですが、9月以降作るプリントのタイトルを刷新。
タイトル自体に意味はない「イントネーション重視」のタイトルとしました。
ただし中身は単なる入試対策プリント。昨年使った中身とまったく変化なし。

それでも生徒は、なんだか新しい教材を解いているような気がするみたいで、喜んで問題を解いています。

教材形式の変更

単なる文章題の問題文を変更した教材もあります。無駄にストーリー性を重視したようなもの。

普通の速さの問題でも、その上に無駄なストーリーを乗っけることで、小学生は小学生なりに問題文にツッコミを入れながら、楽しく問題が解けるようです。

反復訓練を苦手とする生徒でも、この方法だけで40分集中して問題が解けますからね。

また、漢字練習も工夫した教材を作りました。
中身は……内緒ですがこれもまた、小学生がツッコミを入れながら反復訓練にいそしんでいました。口も動くが手も動く。
「このプリントの続きもっと作ってください」という声をもらいました。作った側はうれしいですよね。

全体のバランスを考えながら投入

もちろん時間を意識した解き方も大事です。
入試問題に即した問題の言い回しや解法なども教え込む必要があります。

ただ、こうやって、「やらされていること自体は変わっていない」が「工夫して目先を変える」ことは、やる気をつないでいくことに対して一定の効果があるなと今回改めて感じました。

目先を変えて勉強しなさい、というのは、口で言うのは簡単ですが、いざ生徒だけで実行させるのは現状難しい。だから、自分が動くことにした、というわけですね。

確立した勉強方法なんてない

私は、勉強方法で「絶対的に正しい」ものはないと思っています。
それは、生徒自身のレベルや立ち位置などによって変化するものだし、いざ成功しても、生徒のレベルが上がることでその勉強法はまた変化するものだと思っているからです。
だから、少し勉強方法に違和感を感じたら、何かしらの変化をつけることを私は勧めています。

成績が伸びないようならば、大幅に変えるべき。
取り組んでいる方法を180度変えることも視野に、例えば問題集を変える、インプットとアウトプットを入れ替える、個別指導の塾なら先生を変えてもらうことは大いにありだと思うし、なんだったら塾を変えるくらいの大幅な手術が必要になることもあるかもしれません。

一方、成績が伸びているけども最近勉強方法に飽きてきたのなら、少しだけ変えるのがいいでしょう。
勉強場所を変える、勉強時間を変える、使う文房具を変えてみたり、ノートをカラフルにしてみたり逆にシンプルにしてみたり、そういった「気分の変化」を楽しむのがよいかと思います。

私がした「プリントタイトルの変更」は、この方法に属しますね。

まとめ

成績のよい生徒は、ルーティーンがきっちり固まっていることと同時に、この「微妙な変化」を意識して勉強している傾向にあります。

まったく同じ方法で、同じ成果をあげることはできないと思ってください。
同じ勉強をするにしても、ちょっとした「遊び心」「変化」を入れて、長くやる気を持たせるようにすることが、成績アップの近道なのです。

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