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この1か月でやっておくこと
多くの受験生が本命にしているのは、これから行われる選抜Ⅱです。
うちの生徒たちも、時間がない時間がないと言いながらがんばっています。
テストまで無限に時間があるわけではないので、ある程度は効率的に勉強を進めたいものです。
そこで、私が自分の生徒たちにこの時期特に伝えていることをここに書いて、私の1か月のあなたへのエールとさせていただきましょう。
過去問
私が伝えている、過去問のチェックをする目的の第一義は、どんな傾向出ているのかを知ることです。
広島県の公立入試は、近年大幅に変わっています。が、前年と傾向を「まるっきり入れ替えたこと」は一度もありません。
前年のニュアンスを残しつつ、ある一部を大胆に変更する。このような変更がなされることがほとんどです。
もちろん、今年もどの教科かが変更になる可能性は十分に残されていますが、それはみんな同じ条件。だからむしろ、もしもほとんど変更がなかったときに有利になるよね、と生徒たちには伝えています。
苦手つぶし
過去問をチェックするもう1つの目的は、何をつぶしておけばよいかということです。
過去問を5年分ほどやれば、すべての単元の総復習ができます。強い単元弱い単元出てくるでしょう。このうち、弱い単元をなるべく「普通」になるように勉強していくのです。
うちの塾生の弱点は、基本的に私がすべて把握しているので、今日はここをやりなさい、明日はここをやりなさいと伝えております。
ここで注意1つ。
苦手つぶしはあまり深追いしすぎないことです。
苦手を得意にするにはかなり大きな労力を要するもので、残り1か月で完成するものではないからです。
だから、ある程度できるようになったな、と思った段階で終わりを迎えてよいです。
この1か月でやらなくていいこと
新しい問題集
新しい問題集は買わないように伝えています。
これは、通常この時期に買う問題集が、「○○の総まとめ問題集!」みたいなタイプの問題集で、こういうのってたいてい広島県の傾向と大きくずれます。
私にとってはあまりに非効率すぎると思っているので、新しい問題集は買わずに、自習のときは学校の教材やうちの作るテキストを使って、なるべく傾向に近いものを解いてもらうようにしています。
倍率チェック
倍率のリンクを貼っているようなブログを書いている人が言うのもなんですが、正直倍率って結構どうでもいいものです。倍率が高くても低くても、結局自分の力がついていないことには合格はできないもので。
例えば、100人定員の高校に、200人出願したら、倍率は2倍です。でも、あなたが200人の中で90位であれば合格です。
例えば、105人しか出願しなければ、倍率は1.05倍です。でも、あなたが105人の中で最下位の成績だったら不合格なわけです。
倍率とは、ごくごく単純に、志願者数を定員で割った「数学的な数値」です。これ自体には何の意味もないわけです。
倍率をチェックして、下手に動揺するくらいだったら、倍率なんてチェックせずに、ただ定員内を目指して単語の1つや2つ覚えたほうが、よっぽど効果的だと思いますがいかがでしょうか。
もちろん、「願書取り下げ」を前提とした出願を考えている人はこの限りではありません。でも、「もうこの学校しか受けない!」と決めているのであれば、倍率checkの時間依単語覚えてください。
時事
時事は、面接で必要かもしれません。でも、例えば「○○さんと○○さんが結婚発表!」とか「○○が駅伝で優勝!」みたいな情報は、一切いりません。
息抜き程度で見る分には構いませんが、スポーツはたいてい終わりが分からないので、見ないほうが身のためです。
新聞で軽くチェックするくらいでとどめておきましょう。
まとめ
いろいろ言いましたが、1か月は案外長いです。
この記事を書いているのは2月10日。土日はまだ4回通過しますし、23日は祝日で1日勉強ができます。
あなたがやりたいこと、やろうと思っていることは、すべてできるくらいの時間がまだまだあります。
私立高校の入試が控えている人は、とくに体調も気をつけながら、残りの1か月をすべて選抜Ⅱに捧げてくださいね。