管理者プロフィールはこちらから ⇒ 管理者のプロフィール
わが子がやっとやる気を出したのですが、まだ間に合いますか?
という相談を多く受ける時期がやってきました。
あなたのお子さんも、もしかして同じような感じですか?
ではお答えしましょう。
大丈夫です。間に合います。
公立高校入試は3月ですからね。今は7月。まだ8か月もあるじゃないですか。
今あきらめたら、この8か月地獄ですよ!
と言われても、成績が芳しくないから…と、弱気になっていませんか?
もちろん親の気持ちとしては、やる気になったわが子を全力でサポートしたい
志望校に合格してもらって、楽しく毎日を送ってほしい。
そう思いますよね。
でも一方であなたはわが子の状況について、成績が思わしくない…何から手を付けていいかわからない…こう分析されているのではないでしょうか。
で、考えられる手立てと言えば、塾にいかせて勉強させよう、とか、基礎ができていないのだから、基礎問題の集まった問題集を買って…とか、そういうことを思われているかもしれません。
でもわざわざ基礎問題集なんて買う必要はありません
数学の話をしましょう。
だってあなたのお子さんは、すでにいい参考書をお持ちですよ。教科書、というね。
入試対策といったって、極端な話、何の参考書もいりません。教科書を完璧にこなせさえすれば、楽々合格基準点にのりますよ。
え?教科書?それで大丈夫なの?とあなたは思ったことでしょう。
確かに、教科書は必要最小限のことしか書いてなくて、問題量も少ないように思われるかもしれません。でも、そんなことありません。大丈夫なんです。
たとえば、平成25年度の大設問1の問題を抜粋すると、
(1) 3+9×6
(3) -8+1-4
(4) 6(x+3y)+5(2x-y)
…
こんな問題です。
「かんたんだ」ということを言いたいのではなく、「教科書にばっちり載っている問題だ」ということをお伝えしたいのです。
つまり、教科書の問題をしっかり解けるようにすれば、十分入試問題に対応できる。何の問題もないということです。
しかも、いまの新しい教科書には、各学年巻末に結構な量の問題が用意されています。本文中の例題・問題、章末問題に巻末問題。これだけやって、それでも問題が不足だ、と言えるでしょうか。
それでも疑問なら、実際にお子さんの教科書を見せてもらってください。
きっと、想像以上に問題量あると思います。問題量が少なくて不安、という心配は、結構的外れなんです、今の教科書は。
もう一度言いますが、入試対策に一番有効な『参考書』は、教科書です。
基礎からナントカとか、はじめからやりなおすナントカとか、そういう参考書は一切必要ありません。
公立高校入試は、基本問題の寄せ集め・再構築であることがほとんどです。もちろん、入試直前には、特有の言い回しや融合問題を解く必要があるでしょう。しかし、いまこの段階でやる気になったお子さんに、いきなり大きな負荷をかけるのはやめてください。
やる気を持続させるため、さらに大きくするために、比較的手が出しやすく、新たな費用を必要としない教科書を基本に対策をしていってください
ただ教科書には1点だけ欠点があって、それが、模範解答が詳しくないこと、です。このままでは、わからなかった問題をチェックすることができません
可能なら、あなたか家族の人で教えてあげられるのが一番ですが、忙しかったり難しかったりでなかなかそういうわけにはいかないですよね。
塾に通わせるか、家庭教師をつけるか…。と考えるのも一つの手ですが、支払う金額が大きくなってしまいますよね
可能な限り、お金をかけずにやっていきたい。そのために、書店やネットでは教科書ガイドが売られています。
教科書ガイドがあれば、解説が載っているのである程度自分で進めることが可能です。もし読んでもよくわからないとか、そういう状況になってから初めてプロに任せる、という選択肢を考えても遅くはありません。
不必要な大金をはたく前に、まずはお子さんのやる気を信じてみましょう。そのために、教科書で気楽に前進するのです。
まずは教科書を完璧にしてみる
せっかく出したやる気、絶やさないためにも、あなたの手助けの仕方が問われているのです!
教科書ガイドは書店でも購入できます。購入を検討されてみてはいかがでしょうか。