NO IMAGE

広島県教育委員会は、9月に令和4年度(今年の中学3年生)の公立高校の定員を発表しました。
定員とは、選抜Ⅰ(推薦入試)と選抜Ⅱ(一般入試)の合計合格者数のことで、2割から5割が選抜Ⅰ、残りが選抜Ⅱの定員となります。

今回の記事は、募集定員の増加減少と、コース再編について、今年度の県教委の発表をまとめます。

募集定員の発表

9月10日の教育委員会議にて令和4年度の募集定員が発表になりました。

全体で320人の定員増加

定員は、広島県内全体の公立高校で8クラス・320人分の定員増加となりました。
内訳は、普通科が280人、総合学科が40人です。

定員が増加されたのは
広島地区:国泰寺高校・井口高校・祇園北高校・高陽東高校
安芸郡:安芸府中高校
呉地区:三津田高校
福山地区:葦陽高校・大門高校・明王台高校・誠之館高校・神辺高校
東広島:賀茂高校

の11校です。大門高校・明王台高校・賀茂高校は、昨年定員減少しましたが、すぐに復帰しました。

一方、安芸高校呉昭和高校の募集停止は正式に決定し、それぞれ40人、80人の定数減少となります。

コース再編

県立の4つの商業高校である、広島商業高校・呉商業高校・福山商業高校・尾道商業高校で、コースの再編が行われます。

これまで、バラバラの科だったビジネス系の学科を、すべて情報ビジネス科として立ち上げて、コースは進学後それぞれの進路に合わせて選択できるようになりました。募集定員は削減されず、学校としての募集定員は変更ありません。
これにより、広島市立商業高校を含め、県内の商業高校はすべての高校が1つの科にまとまることになりました(市立商業はみらい商業科という名称)。

Advertisement

定員増加によって起こること

今年は、各地域でまんべんなく定員増加となりました。
とはいえ、勉強することが変わるわけではないので、情報を仕入れつつ、目の前の勉強に集中しましょうね。
→ 令和3年度広島県公立高等学校入学者選抜の実施内容(県教委のリンク)

定員増加すると、「枠が広くなったから、合格しやすくなった!」とホクホクになる生徒がいるような気がします。

でも、世の中はそんなにうまくはできていないようで。
明日の記事では、「なぜ定員を増加させるのか」について、少し掘り下げてみたいと思います。

こうご期待。

Advertisement

関連記事
令和4年度の定員が増加した理由を考察する。
広島県公立高校入試のシステム~選抜II

令和4年度入試情報カテゴリの最新記事